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韓国留学

2019年04月13日

きっと世話好きなだけなんですけどね。

誰かの役に立てればいいな、喜んでもらえるならそれに越したことはないな、という単純なことがキッカケなのですが、そういう人に限って行き過ぎるのでしょう。

結果的に、差し出がましいことをしている。

誰のことでもなく、私のことです。

本来、誰かの役に立ちたいから行動を起こす、ということに関して言えば、そこに「感情」は不要なはずです。

ただ、人間同士がコミュニケーションをとる中においては、言葉とともに「感情」を載せて、気持ちを表現するでしょうし、もしそれがなければ、まったくもって無味乾燥な人づきあいしかできなくなります。

心配だと感じたりするからこその人助けであるのでしょうが、やはり感情移入しすぎてしまっては元も子もありません。

ありがた迷惑な人の烙印を押されるかどうかは相手次第。

今まで「烙印」を何度押されたことか、、、我ながら恥ずかしい限りです。

例えば、困難に直面している人が二人いたとします。
あなたは、性別、年齢、国籍、容姿にとらわれずに同じような扱いができるか。

道端で、座り込んでしまっている初老の女性を見たとき、
「遠く離れて暮らす、母の、今の姿かもしれないと思い、声をかけることができるか」

新宿で7年、韓国ソウルで5年暮らしました。

時期が異なるので世相の違いはあるかもしれず、一概には言えませんが、肌身に感じたのは、困難に直面している人に対し、何の邪心もなく、
「大丈夫ですか?」と躊躇わらずに声をかける人が、韓国のほうが多かったこと。

これをなぜ、どうやって感じたかというと、
「お節介焼きで、ありがた迷惑の烙印」を押されること多数のこの私が、
「あれ? あの人、大丈夫かな?」とほんのちょっと様子見をしている間に、私より後にその様子に気づいた韓国人の若い子らが躊躇せずに、私より先に声をかけて先を越される、という場面に何度も遭遇したからです。

日韓交流のためにも、日本人に少しでもいいから韓国語に触れてもらいたい、などという思いなんぞは、興味のない人や、俗にいう嫌韓感情を持つ人から見たら、差し出がましい以上に忌み嫌うくらいに思われるのでしょう。

ですが、韓国から帰国した私は、かくして、ソウルメイト韓国語学校を運営しております。

誰かのお役に立てればいいな、というものがどこに向かうのか、受益者は誰なのか、
仕事としてやるからには、更に厳しい目で自分を見つめなければなりません。

本題である、留学センターのお話しに戻ります。

前回でご紹介した「洗濯機に運がない留学生」もそうでしたが、他の数名からも話を聞き、留学斡旋業者へ支払った報酬が、べらぼうに高いのではないか?ということについて考えさせられることになりました。

ある日本人留学生は、日本の留学斡旋業者に40万円ほどを支払ったと言います。
内訳は以下の通り。

・留学期間2カ月
・40日間(6週間)の学費8万円ほど
・下宿先の紹介費と手付金(家賃は含まず)
・その他の手数料

比較のためにも、一般的な語学堂(大学にある外国人向けの韓国語教育機関)での、一学期(10週間)だけ通う超短期コースの実費がどれ程かは以下の通り。

・一学期(10週間)の学費:15万円
・滞在費(3か月):12万円
・その他経費(食費、携帯電話、お小遣い):9万円

合計:36万円

後者においては、あくまで実費ですので、自分で手続きをすべて行った場合で、留学斡旋業者を通さず、学校への申請や、滞在先も自分で探すなどした場合です。

であるならば、みな、自分でやればいいじゃないかと思われがちですが、片言でも韓国語でやり取りができなければ難しいですし、それができない人のために留学斡旋業者の存在価値があるのでしょう。

そこで私は、実態を知りたいと思い、調べることにしました。

まずは、当時のネット検索事情について振り返ってみます。
今から10年ちょっと前、iPhoneが登場した時期ですので、もちろんスマホは普及していませんし、パソコンやネット環境ですら普及しきってはいませんでした。
それに、WIFIという呼び名も、当時はまだ「無線LAN」と言っていた頃で、元々パソコンなどに興味がある人でなければ、ネットで情報を拾い集めて、語学学校の手続き方法を調べたり、授業料を比較したりということが今ほど簡単ではなかった時代だったと思います。

できることと言えば、Yahooなどの検索サイトで「韓国留学」と検索し、上位に表示されたサイトに問い合わせるということは、今とそんなに変わりはないのですが、如何せん、今と比べたら圧倒的な情報量の差があったはずです。

結果的に、上位に表示された海外留学斡旋業者に問い合わせをし、斡旋料金が高いかどうかわからないまま、依頼をしていた、ということだったのでしょう。

「韓国留学」についてネット検索した結果、
当時は、韓国留学を専門にしている留学斡旋業者は皆無に等しく、主に英語圏への留学を支援する業者の中でいくつかは、韓国も取り扱っていますよ~程度の扱いがほとんどでした。

更に調査を続けていると、留学斡旋業者でも韓国留学については情報量が不足しているのがわかりました。

そこで立ち上げたのが、「ソウルメイト留学センター」です。

友達が親身になって手伝ってあげるような感覚でやっていこうというのがコンセプトですが、
英語のsoul mateとはあまり関連がなく、ソウル特別市のソウルから来ているので、英語表記では「seoulmate」となっています。

サービスメニューはというと、以下の内容をパッケージにして、韓国の現地スタッフと直接やり取りできるようにしました。

・入学手続き
・滞在先紹介
・銀行口座開設同行
・携帯電話契約同行
・空港出迎え
・荷物一時預かり
・留学前カウンセリング

特に力を入れたのは、滞在先について。
これは現場に何度も足を運び、写真を撮ってアップし、それを見て決めてもらう。
当時の物件に対する情報量でいえば、一位だったんじゃないかなと思います。

電話やメールで情報を仕入れる、何かあれば現場に向かう、ということをコツコツとやっていたのですが、手間をかけ過ぎたのか、結果的にはトータルして赤字でした。

留学生は満足、スタッフも満足、給料支払う側もトントン、であればまだやりがいもあるのですが、赤字になってしまっては、事業としては失敗です。

でも、不思議な現象に出くわします。

赤字続きでも、しばらくやっていると、同じようなプランで他社が追従してきます。

メニューやサービス料が、似たり寄ったりな構成でやり始める留学斡旋業者が数社出てきたのを確認し、しばらくして、ソウルメイト留学センターを一旦閉じることにしました。

韓国留学を扱う斡旋業者は、うちも採算合わず淘汰され、高い報酬を得ていたところも今はもうありません。

現在は、当時のソウルメイト留学センターと同等のサービスと料金で、留学斡旋をする業者が日本にも増えてきていますので、現地との連携も取れているようですし、結果的には喜ばしい限りです。

今号も長くなりました。

また、振り返りながら、現在に至るまでを書かせていただければと思います。
ありがとうございました。