新型コロナウイルスの感染防止
2020年06月01日新型コロナウイルスの感染防止
ソウルメイト韓国語学校では、6月1日から教室での授業を再開することにしました。
再開の「お知らせ」にもある遵守事項の中に「マスク着用の義務」があります。
なぜかと言えば、「唾液の中にたくさんのウイルスが含まれている」ことがわかっているからです。
その他にも、「無症状感染者の存在」もあります。これは、症状のない人の中にも感染者がいると研究で明らかになっています。
さらにもう一つ。
「発症する2日前から既に感染させる能力を獲得している」のもわかっています。
90万件以上の検査をしている韓国での研究結果で明らかになりました。
つまりこういうことになります。
・熱がない
・咳も出ない
・体調に変化は感じない
この状態でも、すでに新型コロナウイルスに感染していて、しかも人に移してしまう能力を持っている可能性が「誰にでもある」ということになります。
新型コロナウイルス感染症の致死率
ここで、91万件の検査を行ってきた韓国のデータを示して説明します。
韓国では、簡単に言うと、「風邪のような症状があれば誰でもPCR検査を受けることができます。」
そのため、感染者は早期のうちに医療機関等で管理をされ、その結果「低致死率」となっています。
『韓国疾病管理本部5月31日発表基準』
・感染者数 11,468人
・死者 270人
・致死率 2.35%
比較対象として、日本のデータも示しておきます。
・感染者数 16,851人
・死者 891人
・致死率 5.29%
日本では、未だに高熱が出ただけでは検査を受けさせてもらえないという「検査拒否」の事例が後を絶ちません。
恐らく、新型コロナウイルス感染症なのにもかかわらず、早期に医療機関で看てもらえないために重症化し、致死率が上昇しているのだろうと思われます。
年齢別の致死率
WHO(世界保健機関)にも認められたほど信頼性の高い韓国疾病管理本部のデータに基づいて説明します。
まずはグラフをご覧ください。
上のグラフが年齢別の感染者、下のグラフが年齢別の「致死率」です。
新型コロナウイルスに感染し、発症した場合、70歳以上の方は、「3人に1人」が亡くなります。
感染させないためにできること
「もしかしたら私は今、新型コロナウイルスに感染しているかもしれない」と常に思うことです。
全く症状がないのに誰かに移してしまうかもしれないと理解することから始めてください。
特に高齢者は情報弱者でもあります。スマホやパソコンを使いこなせる世代ではありません。
ここで説明してきたことなども、耳目に触れる機会すらないのかもしれません。
だからなのかはわかりませんが、「マスク未着用の高齢者は増える傾向にあるように思えます」。
だとしたら、気をつけるべきは若年層であり、マスクを着けていない高齢者がいる場では、若年層が接触を避けるか、マスクを着用するということを徹底すべきです。
個人的には、高齢者のいる飲食店で食事をしない等々の対策をしています。
まとめ
・無症状でも感染している可能性がある
・発症の2日前から感染力は持っている
・70代以上は発症すると高確率で亡くなる
・唾液に最も多くのウイルスが含まれている
・故に、対面の場でのマスク着用を徹底する必要がある
以上の理由を以って、ソウルメイト韓国語学校に立ち入る際には、『マスクの着用を義務』としました。
マスク着用の義務化を説明するにあたり、1時間ちょっとで書いたブログのため乱筆乱文となり失礼しました。
後日、校正の上、誤字脱字などは訂正いたします。
金山浩平