夜空に舞う光の物語：ソウル・ハンガン公園ドローンライトショーの魅力
韓国では、夜空を彩る「불꽃（プルコッ＝花火）」だけでなく、近年、「ドローンショー」が都市夜景を演出する注目イベントになっています。ソウル市内を流れるハンガン沿いの公園では、定期的にハンガンドローンライトショー（한강 불빛 공연 드론라이트쇼）が行われ、毎年多くの来場者で賑わいます。
今回はそんなソウル・ドローンライトショーの魅力を紹介します！
ソウル・ハンガン公園ドローンライトショーの魅力
ハンガン公園で楽しむドローンショーとは？
ハンガン沿いに点在する公園を舞台に、1,000機〜1,200機、最大で2,000機ものドローンが夜空に光のアートを描くのがこのライトショーの特色です。
騒音や煙を出さないため、都市部でも開催しやすいこと、そして航空ショーに近い迫力を持たせられることから、“夜の光の祝祭”として韓国でも人気が高まっています。
また、ソウル市はこのショーを「夜間観光を活性化する都市のシグネチャーイベント」として位置づけており、定期開催化を図っています。
ソウル・ハンガン公園ドローンライトショーの魅力
2025年の開催スケジュールと見どころ
上半期（春～初夏）
2025年は、4月27日から6月15日まで、トゥクソム（뚝섬）漢江公園を主会場として、上半期スケジュールが実施されました。
毎回15分ほどのドローンショーがメインに開催されています。
特に、4月27日の公演では、特別演出として2,000機規模のドローンショーが開催され、話題を集めました。
下半期（秋）
秋のシーズンにもドローンショーは継続され、2025年は9月7日～10月18日までの期間、複数回のショーが開催。
これまでの4回は、大人気映画となった「KPop Demon Hunters（Kポップ・デーモン・ハンターズ）」や、ソウルの名所（清潭大橋、北村韓屋村など）を空に描き出す演出も取り入れられ、街と物語が融合する光景が人々を魅了し、大盛況に終わりました。
明日18日（土）には、カカオフレンズのドローンショーが予定されており、期待が高まっています。
また、上記5回の公演に加え、10月25日にノウル公園で2,000機の特別ショーも予定されているとの発表もあります。
ソウル・ハンガン公園ドローンライトショーの魅力
観覧・アクセスのポイントと注意点
観覧のコツ
ドローンショー自体は約15分と短いため、早めに現地入りし、公園のベストポジションを確保することをおすすめします。演出のテーマが毎回異なるため、その日のテーマコンセプトをチェックしてから行くと楽しみが増えますよ。
雨天・強風などの悪天候時には中止・遅延の可能性があり、公式サイトやSNSで最新情報を確認することが大切です。
アクセス
会場となるトゥクソム漢江公園は、地下鉄7号線「チャヤン（자양）」駅の2・3番出口から徒歩数分の距離。公演日には会場周辺が混雑するため、公共交通機関の利用が強く推奨されています。
ソウル・ハンガン公園ドローンライトショーの魅力
ソウル夜景×ドローンショーの魅力の理由
技術 × 芸術の融合
ドローン群が夜空を「絵画」のように描く演出は、最先端技術とアートが融合したもの。そのひとつひとつの動きに意味が込められており、ライトの点滅や群舞がリズムを伴って構成されます。また、燃焼や煙を出さないため、環境に優しい都市イベントとしても注目されています。
都市と夜を感じる体験
漢江の川面、橋のライトアップ、都市のシルエット―これらを背景に浮かび上がるドローンの光。まるで“夜景と共に語る物語”を一緒に旅しているかのような錯覚を覚えます。
また、ショー前後には橋のライトアップや川辺の散策が楽しめ、ソウルの夜景散歩とセットで満喫できます。
ソウル・ハンガン公園ドローンライトショーの魅力
来年こそは現地で体験しよう！
残念ながら、今年の秋の最終公演が今週末に近づいてしまっていますが、次回シーズンの開催も待ち遠しい限りです。
来年4月以降には春～初夏、そして9月～10月にかけて再びドローンショーが展開予定です。
韓国旅行を計画する際には、ぜひこの光の舞台をスケジュールに組み込んでみてください。
夜空に浮かぶドローンの光が、あなたを韓国語と文化の世界へと優しく誘ってくれることでしょう。
