キャッシュレス大国・韓国でPayPayが使える!?
キャッシュレス大国・韓国でPayPayが使える!?
進化する韓国のキャッシュレス文化
近年、韓国を訪れる日本人旅行者が驚くことの一つに、キャッシュレス文化の浸透度があります。ソウルのカフェやレストランはもちろん、屋台やタクシーに至るまで、現金を使わずに決済できる環境が整っています。スマホひとつで支払いが完了する光景は、旅行者にとっても快適であり、「財布を持ち歩かなくても困らない国」と言われるほどです。
キャッシュレス大国・韓国でPayPayが使える!?
どうして韓国はキャッシュレスが進んだの?
では、なぜ韓国ではここまでキャッシュレスが普及したのでしょうか。背景には、IT大国としての発展や、若者を中心に現金離れが早かったことが挙げられます。特に20~30代の消費者は、QRコード決済やモバイルアプリに抵抗がなく、日常生活のあらゆる場面でスマホ決済を利用します。また、韓国政府が早くから電子決済を推進してきたことも大きな要因です。公共交通機関や公共料金の支払いでもキャッシュレスが一般的となり、現金が必要な場面は日本よりずっと少ないのが実情です。
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日本ではどう?
一方、日本では近年ようやくキャッシュレス決済が広がり始めました。コンビニや大手チェーン店では利用が一般化したものの、個人経営の飲食店や地方の商店ではまだ「現金のみ」という場面に遭遇することがあります。つまり、韓国と比べると日本のキャッシュレス化率はまだ発展途上であり、旅行者の立場で比較すると違いがはっきりと感じられるのです。
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韓国でPayPayが使える!?
そんな中、日本人旅行者にとって朗報となるニュースが2025年9月に届きました。なんと2025年9月30日から、韓国で「PayPay」が利用できるようになったのです。これまでは韓国現地の「Kakao Pay」や「Naver Pay」といったサービスが主流でしたが、日本のPayPayアプリがそのまま韓国でも利用可能となり、現地の店舗でQRコードを読み取るだけで支払いができるようになりました。
仕組みとしては、「PayPay海外支払いモード」を使うことで、韓国の加盟店で日本円から自動的にウォンへ換算して決済されます。旅行者にとっては両替の手間が減り、少額決済でも安心して利用できる点が大きな魅力です。たとえば、弘大(ホンデ)の人気カフェでドリンクを購入するときも、南大門市場の屋台でおやつを楽しむときも、アプリを起動してQRコードを読み込むだけ。韓国語が苦手でも、金額がアプリに表示されるので安心です。
※利用には事前の本人確認が必要です。
※レンタルしたWi-Fiやデータ通信のみのeSIM、滞在国以外の事業者経由のeSIMの場合、使えない場合あります。その際は、海外ローミングなど他の通信手段を試してください。
※韓国でのPayPay決済は、AliPay+、ZeroPay加盟店でのみ可能です。
出典:PayPay 公式X
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海外でキャッシュレスを利用するということ
さらに、PayPayを使うメリットは単なる決済の利便性だけではありません。日本で使い慣れたアプリを海外でも利用できる安心感や、為替レートの透明性、履歴管理のしやすさも旅行者にとってはありがたいポイントです。現金を両替して財布に入れて持ち歩くよりも、安全で効率的に韓国旅行を楽しめます。
こうした変化は、韓国旅行をより身近にしてくれるでしょう。特に若い世代の旅行者にとっては、キャッシュレス決済を使いこなすこと自体が「韓国らしい体験」となるかもしれません。SNSでシェアする際にも、「韓国でPayPayを使ってみた!」という新しい話題が加わります。
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キャッシュレス会計での韓国語
また、韓国語を学ぶ視点から見ても、このキャッシュレス文化は面白い題材です。たとえばレジでよく耳にする「결제 도와드릴게요(お支払いをお手伝いします)」や、「현금이세요?카드세요?(現金ですか、カードですか?)」といった表現。実際に現地で使ってみることで、教科書では学びにくい生きた韓国語に触れることができます。
キャッシュレス大国・韓国でPayPayが使える!?
まとめ
これから韓国旅行を計画している方は、ぜひPayPayの海外支払いモードを試してみてください。現金に頼らずにスムーズに買い物や食事を楽しめるだけでなく、韓国語学習のモチベーションも高まるはずです。キャッシュレス先進国の韓国で、最先端の旅行体験を味わってみませんか?