あなたのMBTIは何ですか？韓国で定番の性格診断テスト

韓国で「MBTI」が流行っているけれど、ほかの性格診断テストと何が違うの？気になっていたけれど今さら聞きづらいという方必見!

今回は韓国でかならず聞かれる「MBTI」についてご紹介します。

MBTI診断テストとは

MBTIはスイス出身の心理学者ユングが生み出した性格・行動のタイプ理論をさらに深掘りしたものです。アメリカ出身の親子が開発した診断テストで、Myers（マイヤーズ）とBriggs(ブリッグス)という親子の名前の頭文字を取り、単語のType Indicator（タイプ指標）とくっつけてMBTIと呼ばれています。

簡潔に説明すると、人間の行動を4つの指標カテゴリーに分け、さらにそれぞれ2つのタイプに細分化して診断します。指標は「①興味、関心の方向②情報の受け取り方③判断の仕方④物事に臨む姿勢」の４つ。さらに①をE.外向的かI.内向的か、②をS.感覚的かN.直観的かといった具合に、質問の回答によって心の方向性を導き出します。全16タイプのどれに当てはまるのかによって性格診断ができるのです。

日本では血液型で性格を判断する習慣がありますが、欧米諸国では古くからMBTIが一般的です。むしろ「なんで血液型？」と不思議がられます。

細かくて設問数も多いので、診断結果は結構当たっているような気もします。数カ月や1年くらい時期をずらして再度試してみると、自分の考え方が変わったからなのか、結果に変化が出ることもありますよ。

就職や恋愛にまでMBTI

韓国では‟若者たちがMBTIに依存しすぎている”という懸念の声が、多少なりとも聞かれます。友人や恋人、上司との関係性において診断結果を重視するあまり、人間関係の希薄化や先入観が生じないだろうかという意見も多いのです。

一方では、心理学に基づいているのだから「占い」よりも科学的で信じられる。相手の性格を理解して効率的に付き合えるといった声もあります。

本来、MBTIは国際規格に基づいた正確性の高い診断テストといわれていて、海外では企業側が採用時の参考にすることも多いです。ですが、今ネット上で流行しているものは簡易版で、診断結果の信憑性に欠ける部分もあるといわれています。あまり盲目的にならず、あくまでも参考程度に留めておいたほうがよいかもしれませんね。

日本では就職活動の事前準備として『自己分析』をするのが一般的。自分を客観的に見つめ直すことで「やりたいこと」「苦手なこと」を知り、面接官に自分がどのような人間であるのかを伝える、自己アピールのスキルをつけるためには自己分析が必須です。

最近はMBTIを就職や転職サイトで見かけることも増えてきました。職業選択のきっかけや自己分析のひとつとして試してみるのもよいかもしれません。

バラエティ番組でもMBTI

韓国では「あなたのMBTIは何ですか？」と聞くのがスタンダードになりつつあります。ドラマ「雲が描いた月明かり」「梨泰院クラス」「アンナラスマナラ」の出演俳優が勢ぞろいとなった、企画バラエティ番組「青春MT」でもMBTIの話題が出てきます。2泊3日の合宿旅行の移動車内で、俳優たちが挨拶がてらに自分のMBTI情報を交換していました。

この番組にかぎらず、バラエティ番組ではMBTIを聞く場面をよく見かけます。「血液型は何?」と同じ感覚で「MBTIは何?」といったところでしょうか。
おわりに

MBTI診断テストは設問数がとても多いので、時間に余裕があるときに挑戦するのが良さそうです。もしかしたら、自分では気づかなかった一面を発見するかもしれません♪

ソウルメイト韓国語学校は講師が全員韓国人なので、こうした現地の流行など気になることも気軽に質問できますよ。独学だけでは知ることができない、韓国語学校ならではのプラスアルファをご提供いたします。無料体験レッスンや授業見学も行っていますので、まずはお気軽にご連絡くださいね。

Tweet