韓国人は占い好き⁈2つの理由を解説☆
朝の情報番組で流れる運勢占い、電子広告の星占い、書店に並ぶ占い雑誌。私たちの身の回りには「占い」が溢れています。好んで見る方もいれば、悪い運勢はあまり見たくないとスルーする方もいるでしょう。占いは当たらなくて当然、遊び程度と考える方も多いかもしれません。
ところが、韓国では「점」(チョム・占い)を信じる方が多いといいます。韓国ドラマには占いのシーンがよく出てきますし、ドラマ「運勢ロマンス」(原題「운빨로맨스」/2016年MBC制作)のように、占い依存女子が主人公のラブコメディまであります。作品では、占い師の言いなりになってまで、なんとかして幸せを手に入れようとする姿が描かれています。この主人公ほど極端ではありませんが、日本よりも占いが身近な存在であることは確かです。
朝鮮王朝時代の占い部署「観象監」
引っ越しや結婚の日取りや結婚相手との相性まで、韓国では大切な決定をする際、占い師にみてもらうことが多いです。人生の節目において「占い」は欠かせないといっても過言ではありません。
このように韓国で「占い」が浸透した理由は大きく二つあると考えられます。一つ目は歴史上でも重要なものだったということです。朝鮮王朝時代には宮廷内に「観象監」(관상감・クァンサンガム)という部署がありました。チョ・スンウ主演のドラマ「馬医」、キム・スヒョン主演のドラマ「太陽を抱く月」などでも描かれていますが、「観象監(관상감)」による政治的助言で多くの物事が推移していました。「観象監(관상감)」は天文・風水・暦・気象観測・時間測定などを行い、それらに基づいて凶兆を予言していました。韓国における「占い」の発祥ともいえます。それ以外にも婚礼の儀や祭礼の日取りなど、宮廷に関わることには大抵「観象監(관상감)」が関わっていたのです。
現代社会における「占い」はアドバイス
「占い」が浸透した理由の二つ目には、現代社会における「生活不安」から来るという分析もあります。「学歴至上主義」という話を、韓国に興味がある方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。そのような社会の中で生き抜くために、大学受験に成功することは絶対的な条件といえるほどシビアな現実です。
そして、無事大学を卒業したあとは良い企業に就職することが次の目標となり、企業に入れば上のポジションを目指すようになります。人生は終わることのないプレッシャーといつも隣り合わせといえるかもしれません。こうした「学歴至上主義」「生活不安」のなかで「占い」は一筋の光のようなもの。誰かにアドバイスを貰いたいとき、占いに行ってみる―結婚や転職、引っ越しの時期といった大きな決断が必要なときの助け舟が、韓国における「占い」かもしれません。
一方で、近年は日本でも「占い」や「スピリチュアル」ブームが到来しているといわれています。新型コロナウイルスの影響をはじめとしたさまざまなストレス・生活不安などから、占いブームが生まれたのだとか。占い番組の人気や専門雑誌の売れ行き、専門のWEBサイトなどは特に女性からの支持が高いそうです。もちろん人生の選択権は自分自身にありますが、「占い」をアドバイスと捉えて、よりよい人生を送りたいと考えるのは決して極端な話ではないように感じます。
おわりに
韓国にはドリンクを飲みながら占いを楽しめる「占いカフェ」がたくさんあります。ソウルには日本語対応ができる店舗もあるので、訪れてみるのも面白いですね!
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