韓国の入学式は普段着でOK
入学シーズンの春になると、真新しい制服に身を包んだ学生をあちこちで見かけます。日本は3月が卒業式で4月が入学式ですが、海外では9月入学がほとんど。一方、韓国は2月が卒業式で3月が入学式なので、日本よりも約1カ月早く、入学式(입학식・イパクシク)は3月2日に行う学校が多いです。
今回は意外と知られていない韓国の学期制や入学式についてご紹介します♪
2学期制と長期休暇
韓国の学校は2学期制を採用しています。1学期が3月~7月、2学期が8月~2月で、夏休みは7月下旬から8月中旬、冬休みは12月下旬から1月末、つづく春休みは2月中旬から2月末まで。冬休みと春休みはほぼ繋がっているようなものなので、かなり長い休みです。日本は夏休みが長くて冬休みが短いのですが、韓国では逆になりますね。
小学生の夏休みといえば、たくさんの宿題と自由研究、読書感想文まで盛りだくさんだったという記憶があるのではないでしょうか。韓国では普段から宿題の量は少なめで、むしろほぼないといってもよいかもしれません。夏休みに宿題が出されたとしても、提出する課題ではなく「(本や新聞など)~を読みましょう」「(教育番組など)~を見ましょう」といったものです。かといって、勉強しなくても良いということではありません。
韓国では小学生から학원(ハグォン・塾)に通わせる家が多く、家庭教師をつけることもめずらしくありません。ハグォン文化という言葉もあるくらい、学校よりもむしろ塾中心の教育システムともいわれています。学歴社会といわれる韓国ならではといえるでしょう。
入学式は普段着で
幼稚園や小中高の入学式は3月ですが、大学は2月に行います。日本では入学式にスーツなどの正装が基本ですが、韓国ではインフォーマルな服装でOKです。また、親も正装は必要ありません。小中高の入学式も普段どおりの服装で大丈夫なんです。
そして幼稚園、小学校の入学式・卒業式で定番なのが、チュッパチャプスやお菓子で作られたカラフルなキャンディブーケ。子供たちの式が終わったら手渡すものです。校門前には式典に合わせて販売する露店も登場します。
最近、日本でも結婚式のブーケトスにキャンディブーケを使うのが流行っていますよね♡
入学前に行われる合宿
韓国の大学では入学前と直後に親睦を目的とした行事が2つ行われます。OT=Orientation(オリエンテーション)とMT=Membership Training(メンバーシップトレーニング・合宿)です。
入学前に2泊3日の合宿で親睦を深めるもので、大学生活が始まる前にOTで友人を作ることもできます。MTは学期が始まってから行われる2回目の合宿で、サムギョプサルを食べたり、お酒を飲んだり、ゲームを楽しむことで新入生同士の交流を目的とした催しです。OTは学部の先輩たちも同行しますが、MTは新入生のみでの合宿です。
まだあまり知らない人たちと寝泊りするのは緊張の連続のはず。人気ドラマ「私のIDはカンナム美人」では、そんなOT・MTのシーンが描かれています。美容整形で美しくなった内気な主人公カン・ミレが、大学デビューの合宿でダンス披露して注目を浴びたり、高校時代のイケメン同級生 ト・ギョンソクにカン・ミレだと気づかれそうになったりと、胸キュン、ドキドキシーンの連続。
ドラマを通して韓国の大学生活をのぞいて見るのもオススメですよ!
おわりに
入学式はカジュアルな服装ですが、大学の卒業式ではガウンと角帽が必須アイテムです。大学だけでなく、学校によっては幼稚園・小中高でもガウンと角帽もめずらしくありません。そして、卒業式が終わったらジャジャン麺を食べるという習慣もあります♪
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