運動する人がかっこいい!韓国のフィットネスブーム!
運動する人がかっこいい!韓国のフィットネスブーム!
止まらない韓国の運動ブーム!
韓国ではいま、若者を中心に「운동(運動)=ワークアウト」が大ブームです。
かつてはアイドルやモデルなど一部の人が行う特別な習慣というイメージがありましたが、最近は一般の大学生や会社員でも、日常的にジムに通い、食生活や生活習慣まで含めて“自己管理”を徹底する人が増えています。
この流れを象徴するのが、ボディプロフィール(바디프로필)文化。
これは、筋肉のラインや体の美しさを強調した撮影を行うもので、かつては俳優・モデルやフィットネストレーナーが撮影する特別な写真でした。しかし近年では、「人生の節目」や「努力の記録」として一般人が撮影するケースが急増。2,30代はもちろん40〜50代でも挑戦する人が見られ、SNSでは“Before & After”の投稿が大きな反響を呼んでいます。
韓国では、“運動している人=自己管理ができている人”という印象が強く、就活や恋愛の場でもポジティブに見られる傾向があります。運動習慣がステータスとして評価されるため、健康目的だけでなく「自分をよりよく見せたい」「魅力的なライフスタイルを持ちたい」という理由でジム通いを始める若者が増えているのです。

運動する人がかっこいい!韓国のフィットネスブーム!
運動ブームを支える「運動スラング」を知ろう!
韓国の運動文化には、SNS発のユニークなスラング(신조어:新造語)が多数存在します。韓国語学習者にとっても覚えやすく、会話の中で使うと一気に“リアルな韓国語”に近づくことができます。
몸짱(モムッチャン)
直訳は“体の勝者”。引き締まった美しい体を持つ人全般に使われ、日本でも「モムチャンダイエット」が話題になりました。
헬창(ヘルチャン)
“헬스(ヘルス=ジム)”+“창(~中毒)”の造語。
ジムに生活の中心を置いているほど熱心なトレーニーを指す言葉で、少し冗談まじりのニュアンスもあります。「毎日ジムにいるあの人、完全にヘルチャンだよね」というような軽い会話で使うことが多い単語です。
오운완(オウンワン)
“오늘 운동 완료(オヌr ウンドン ワンリョ:今日の運動完了)の略語。SNSで一日の運動をみんなに報告する時に使用するタグとして定番になっています。
3대 500(サmデ オベk)
ベンチプレス・スクワット・デッドリフトの3種目の合計重量が500kg以上の人のこと。韓国では“本物の筋トレ上級者”の証のように扱われ、ジム仲間との会話にもよく出てくるそうです。
홈트(ホムトゥ)
“ホームトレーニング”の略。外出せず家でできる運動としてコロナ期に爆発的に普及しました。ジムに行かなくても運動をするそんな文化が定着した韓国だからこそできた言葉かもしれません。
치팅데이(チティンデイ)
ダイエット中に解禁する“好きなものを食べていい日”。日本でもチートデイという名でダイエット中の人の頑張る理由になっています。
헬린이(ヘrリニ)
“헬스(ジム)”+“어린이(子ども)”で、ジムに通い始めたばかりの人、運動を始めたばかりの人をかわいく表現する言葉です。
韓国ではこのようなスラングが日常的に使われ、運動が一つの“カルチャー”として浸透しています。
運動する人がかっこいい!韓国のフィットネスブーム!
コンビニにも「헬창コーナー」!?
韓国のコンビニを訪れて驚く日本人観光客も多いのが、“헬창(筋トレマニア)向けコーナー”が設置されていること。
日本でもサラダチキンやプロテインなどがコンビニに並んでいますが、韓国のコンビニにも高タンパク商品や砂糖不使用・低糖のおやつ、プロテイン飲料、鶏むね肉パックなど、筋トレ民が喜ぶ商品がずらりと並んでいます。
“忙しくてもタンパク質を補給したい!”という需要に応えた結果で、日常的に体づくりを支える“手軽さ”も韓国の運動文化ならではといえます。

出典:BGF리테일
運動する人がかっこいい!韓国のフィットネスブーム!
ホームトレーニングを支える人気YouTuber
運動ブームの背景には、初心者でも気軽に始められる「홈트(ホームトレーニング)」動画の存在があります。今回は、日本でも人気の高い韓国人Youtuberをご紹介します。
・땅끄부부(タンクプブ:Thankyou BUBU)
音楽にのせてテンポよくできる有酸素運動が楽しいと人気のYoutuber。道具がなくても体一つあれば全身運動ができ、明るい雰囲気とわかりやすさで日本でも人気があります!
・빅씨스(ビクシス:BIGSIS)
女性らしいしなやかな体づくりのための筋トレやヒップアップ、腹筋集中のプログラムが人気のYoutuberです。運動を始める女性なら憧れるそのスタイルは頑張りに火をつけてくれます。シンプルで続けやすい構成で騒音なく運動をすることができるので、マンションに住んでいる方にもおすすめです。
・에이핏(エイピッ:A FIT)
体の負担が少ない“静かにできる運動”や、短時間集中型のホームトレーニングが特徴。それだけでなく家でできる負荷のある筋トレ動画もアップしてくれているので、有酸素だけでは物足りない人にもおすすめ。またダイエットに関するトーク動画もアップしているので、韓国語を勉強中のダイエッターには一石二鳥ですよ!
運動する人がかっこいい!韓国のフィットネスブーム!
韓国旅行×運動文化=新しい体験に!
韓国のジムは、施設の充実度が高く短期利用ができる場所も多いため、旅行中に“韓国での運動体験”をする日本人も増えています。
また韓国語を学んでいる方にとっては、ジムで使うフレーズを覚えると日常会話にも応用できます。
“몇 세트 남았어요?”(ミョッセトゥ ナマッソヨ?:あと何セット残ってますか?)
“자리 비었어요?”(チャリ ビオッソヨ?:この場所空いていますか?)
“도와줄까요?”(トワドゥリrッカヨ?:お手伝いしましょうか?)
そんな風に話しかけてみれば、運動を通じて韓国人と自然に交流できるチャンスにもつながるかもしれません。
運動する人がかっこいい!韓国のフィットネスブーム!
まとめ
韓国の運動ブームは、単なるダイエットや健康管理を超えて、ライフスタイル・自己表現の文化として広がっています。次に韓国を訪れる際はコンビニの헬창コーナーをのぞいたり、ホームトレ動画を真似してみたり、運動文化の“違い”に触れてみたりするのも楽しい体験のひとつになること間違いなしです!

























