冷え症さんにおすすめしたい韓国式の温活
「冷え症」にとって寒い冬は1年のなかで最も辛い時期ですね。「冷え症」という言葉は日本特有の言葉といわれています。韓国にも日本語の「冷え性」にあたる수족냉증(スジョッネンチュン)という言葉があります。수は手、족は足、냉증は冷えているという意味で、まさに末端冷え性のことを指しています。欧米では「冷え」という概念はないようで、アジア人ならではの体質や症状のようです。
冷えの緩和には血流を良くすることや、新陳代謝を活性化させることが効果的です。低い体温を適正温度に上昇させるために温活を試してみませんか。今回は韓国ならではの温活をご紹介します。
食べ物と飲み物で温まる
手っ取り早く食べ物で体を温めるなら韓国料理が適しています。韓国料理の辛さのもとである唐辛子の力を借りてみましょう。唐辛子に含まれるカプサイシンには血行・血流を良くしたり、発汗作用の効果が期待できて末端冷え症の方にとくにおすすめ。カプサイシンによるアドレナリンが出ることで、食べると次第に体がポカポカしてきますよ。体が冷え切っているなと感じたときには即効性がありそう。
また韓国では体を芯から温める飲み物に生姜茶があります。生姜は皮を剥いて薄切りにし、ナツメ、はちみつ、水と一緒にお鍋で約30分ほどコトコトと煮詰めたものです。煮詰めることで生姜とナツメのエキスが溶け出します。新陳代謝を良くし、冷えだけでなく、むくみ改善にも一役買います。作る手間を省きたいなら、ビン詰めになった生姜茶も販売されていますよ。スプーン適量をお湯に溶かすだけで簡単にできあがります。
ラーメンでおなじみの食品メーカー『オットギ』の「はちみつ生姜茶」は定番です。スライスされた生姜がしっかりそのまま入っているのが嬉しいところ。飲むだけでなく、パンに塗ったりヨーグルトに入れても美味しくいただけます。
「よもぎ蒸し」で温める
韓国式温活としてよく知られているのが「よもぎ蒸し」ではないでしょうか。韓国語で좌훈(チャフン)といい、漢字で「座薫」と書く韓方座浴です。よもぎや数種類の韓方を炊いた座浴の蒸気によって体を温める民間療法です。婦人科系疾患や更年期障害といった女性特有の症状の改善にも効果があるとされています。また、よもぎに含まれるシオネールという香り成分にはリラックス効果もあり、自律神経の乱れを整えてくれたりとさまざまなメリットも。「冷え症」以外の方も試してみて損はなし!
最近は自宅にいながらにして「よもぎ蒸し」ができる一式揃ったセット商品や、さらに手軽なパッドタイプなどが販売されています。近くに「よもぎ蒸し」サロンがないという方におすすめです。
足先の冷えは「ポソン」で温める
足先が冷えるならぜひ韓国の靴下「ポソン(버선)」を履いてみてください。内側がボア素材になっているとても暖かい靴下です。もともと「ポソン」は伝統服チマチョゴリを着用するときに履く靴下(足袋)のこと。つま先がちょこんと上向きになっている靴下は時代劇ドラマなどでも登場します。
現代では防寒具となった「ポソン」は、靴下の底部分に滑り止めがついていて、スリッパを履かずにフローリングを歩いても安心です。長さはさまざまあり、ロングタイプならふくらはぎまでしっかり覆ってくれますよ。色や柄は目立つ物が多く、韓国の若者にとっては少しダサいと感じるのだとか。でも自宅なら誰も見ていないですし、愛用している人も多いです。日本でもネット通販で購入できますので、足先の冷えにお悩みの方は要チェックです。
おわりに
東洋医学では「冷えは万病の元」といわれているように、体が冷えて血流が悪くなると健康にも美容にも悪影響しかありません。温活を生活のなかで取り入れて、体質改善していくことで冷えの症状も少しずつよくなるのではないでしょうか。
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