韓国では超メジャー!日本人が意外と知らない魚「イシモチ」
皆さんは「イシモチ」という魚をご存知ですか?またの名を「シログチ」というこの魚は、日本では認知度がそれほど高くないかと思いますが、韓国ではサンマやサバ、サワラに並ぶメジャーな魚です。
今回はそんなイシモチをテーマに韓国の食文化を掘り下げていこうと思います♪
「イシモチ」ってどんな魚?
「イシモチ」は韓国語で「조기(チョギ)」と呼びます。一般的なサイズは10センチ程度と小ぶりですが、身と皮が柔らかで上品な味わいが特長。日本では、釣り上げたときに「ぐーぐー」と音を出す様子が愚痴を言っているように見えると、「シログチ(白愚痴)」の名でも呼ばれますが、韓国では「조기(チョギ)」に漢字をあてはめて「助気」=運気の上がる縁起の良い食べ物とされています。近年は価格が上がってきているようですが、元々はお手頃で焼き魚定食や韓定食のおかずの一品としてよく食べられてきました。
そんな조기(チョギ)は、状態によって呼び名と価格が変わるのがポイント。조기(チョギ)を塩漬けにして乾燥させた状態のものを「굴비(クルビ)」と呼ぶので覚えておきましょう。굴비(クルビ)は焼く以外にも、水にしばらく浸けてから蒸したりチゲにしたりして食べられています。また、祭祀の供物としても欠かせないものです。
「굴비(クルビ)」は高級贈答品として大人気!
굴비(クルビ)になると価格も高騰。特に全羅南道(전라남도・チョルラナムド)の霊光(영광・ヨングァン)産굴비(クルビ)は、10匹で50万ウォン(日本円で約5万円)を超えるなど、高級ブランドとして国内で広く知れ渡っています。この霊光(영광・ヨングァン)郡という場所は、굴비(クルビ)の特産地として有名で、町中も専門店だらけ!その数は100軒に及ぶとも言われています。
味わいもトップクラスと言われており、干物で保存も効くため贈答品として大人気。韓国の2大名節、旧正月(설날・ソルラル)や秋夕(추석・チュソク)の時季になると、百貨店の地下食品街や在来市場で箱詰めのセットになっているものがよく見かけられます。굴비(クルビ)は日本でいうところの鯛のような存在なのかもしれませんね。
終わりに
さて、今回は少しマニアックな話題を掘り下げてきました。「日本とは食文化が違う」とざっくり認識できていたものでも、例を出すことによって、さらに具体的に土地柄や文化の違いを知ることができますし、日本と似ている部分があることにも気付けます。読者の方も「韓国でこれはどうしているんだろう?」と、ふと思うことがあったら些細なことでも調べてみてください。思わぬ発見と出会えるかもしれませんよ♪
よりリアルな異国文化を知りたい方は語学学校へ通うのもいいでしょう。ソウルメイト韓国語学校には日本語堪能な韓国人講師が多数在籍しており、語学はもちろん、文化的な面でもたくさんのお話を聞くことができます。無料体験レッスンや見学も行っているので気軽に問い合わせてみてくださいね。
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한국에서는 엄청 유명한! 일본인이 의외로 모르는 생선 ‘조기’
여러분은 ‘イシモチ’라는 생선을 아시나요? 또 다른 이름으로 ‘シログチ’라고 하는 이 생선은 일본에서는 많이 알려져 있지 않은 것 같은데 한국에서는 ‘꽁치(サンマ)’나 ‘고등어(サバ)’, ‘삼치(サワラ)’에 버금가는 유명한 생선입니다. 이번에는 이러한 ‘조기’를 주제로 한국의 식문화를 파헤쳐 보고자 합니다♪