「友情アイテム」で親密度を深める
「シミラールック」といって、恋人や友達同士で色やデザインなどを合わせたファッションを楽しむ人が増えています。もともと韓国で流行していた시밀러룩(シミルロルッ)ですが、日本でもカジュアルなお揃いコーデとして認識されるようになりました。完全なるペアルックというよりは、あくまでも雰囲気を合わせるのが「シミラールック」の肝。英語の形容詞‟Similar”「似ている・類似した・類似の」が語源といわれています。
さらに韓国には「友情アイテム」=우정템(ウジョンテム)といって、友達同士でお揃いを身に着けるというカルチャーもあります。今回はそんな韓国ならではの友情の証「友情アイテム」のあれこれをご紹介します。
友情アイテムのいろいろ
「友情アイテム」の定番はアクセサリー類です。K-POPアイドルがメンバー同士で同じアクセサリーを身につけることもめずらしくありません。
たとえば13人組男性グループSEVENTEEN。全員が右手の小指にお揃いのピンキーリングを着用しているのは、ファンの間では有名な話ですよね。デビュー時から肌身離さずつけていて、そのデザインはどんどんグレードアップしているのだとか。最近もENHYPENの日本人メンバーNI-KIと、日本でデビューした&TEAMのTAKIがグループを越えて友情リングをしていると話題になりました。
友情リングは手軽に身につけられるアイテムとしておすすめ。友人と会うときだけ着用するのもありです。高価なものよりも、お手頃価格でポップなデザインのものが人気なのだとか。
また友情ネックレスも人気があります。互いの名前やメッセージを刻印したり、それぞれのチャームを揃えるとデザインが完成するなど多種多様です。5人組ガールズグループNewJeansのメンバーたちは、所属レーベルの代表であるミン・ヒジンPDから可愛らしいハート形の友情ネックレスをプレゼントされていますよ。
大人の友情アイテム
「友情アイテム」は学生や若者たちだけの流行りではありません。韓国では30代でも、友人同士でお揃いのアイテムを持つことがあります。大人が持つ「友情アイテム」はさりげなく日常に溶け込むものをおすすめします。
アクセサリー類もポップさよりはシンプルなデザインを。物ではなく、スマホの待ち受け画面やLINE、Kakao Talkなどの着せ替え画面を揃えるのも、友人と自分だけの特別感がありますよ。
実はこれ、ひっそりと推し活したいという方も使えるテクニックなんです。韓国では周囲に公表せずに隠れて推し活することを일반인코스프레(イルバニンコスプレ)、つまり「一般人コスプレ」といいます。略して通称일코(イルコ)です。職場や日常生活では推し活を隠しつつも、推しの好きなブランドを身につけたり、スマホの待ち受け画面には推しと断定されにくい写真を設定したりして楽しみます。韓国にはアイドルを表立って推せるのは20代までというような空気感があるので、実際に일코はかなり多いのではないでしょうか。大人の「友情アイテム」を、ひっそりと互いの親密度を高めるものとして楽しんでみるのも良さそうです。
おわりに
社会人になると互いの生活リズムや休日のタイミングが合わなくなったり、仕事や結婚で遠くへ引っ越してしまったりと、さまざまな変化によって友人と会う機会はぐっと減ってしまいます。もしかしたら大人こそ「友情アイテム」が必要なのかもしれませんね。
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