韓国の伝統遊びを知ろう♪

みなさんは子供時代にどんな遊びをしましたか？昔ながらの日本の伝統遊びといえば、コマ回しやお手玉、おはじきやあやとりなどが思い浮かびます。こうした遊びは「伝承遊び」ともいわれ、大事に受け継がれてきました。韓国でも旧正月や秋夕といった季節行事の遊びをはじめとして、伝統遊びは文化としても継承されています。

韓国のお正月である설날(ソルラル)は、みんなが帰省して家族や親戚が集まるのでとても賑わいます。ご先祖様への挨拶「차례（チャレ）」や挨拶回り「세배（セベ）」が終わって、親戚一同が集まったところで始まるのが伝統遊び。今回は설날(ソルラル)に楽しむ伝統遊びをご紹介します。

出典：KOREA.net

설날(ソルラル)の伝統遊び

①윷놀이(ユンノリ)

日本のすごろくに似たもので、サイコロではなく木製の棒を使います。4本の棒「윷（ユッ）」を投げて出た表（おもて）の数だけコマ「말（マル）」を進めます。コマは1人4個。すべてのコマを早くゴールさせた人が勝ちというゲームです。とても簡単なのでルールを覚えれば初心者でも楽しめますよ♪1本表なら1進み、２本表なら2つ進むといった具合です。

そして裏が4本出た場合は5つ進むので、自分の回では最低でも1コマは進むことができます。ちなみに4か5を出すと、そのままもう1回投げることができます。

ほかにも進んだマスに他のコマがあれば、相手のコマを取って振り出しに戻すことができます。また自分のコマがマスに重なったら一緒に移動させることもできます。他にもイレギュラーなルールがあり、とても面白いゲームです。

②연날리기(ヨンナㇽリギ）

日本でもお正月の風物詩である凧揚げのこと。形はエイや四角いものが主流で、真ん中に穴が開いているのが特徴です。この穴は空気の流れや方向を調整するためのもので、上下左右とうまい具合に飛ばすことができます。凧には厄除けを願う「送厄迎福」や「送厄」を書いて飛ばし、1年間病気せず健康でいられるようにと無病息災への願いも込めます。

③널뛰기（ノルティギ）

平たい板状のものを널（ノル）といいます。板を藁で作った土台に設置して、シーソーのように両端に人が乗って行う遊びです。板は2〜3メートルくらいの長さで、土台によって約30センチほど浮かせた状態にします。片側の人がジャンプして板に飛び乗り、その反動でもう片側の人がジャンプするというもの。落ちたら負けというルールです。

初めてだとバランスを崩しやすくかなり難しいので、もし널뛰기（ノルティギ）を体験する機会があったら、かならず補助の手を借りてトライしてくださいね。もともとは女性が生活の敷地内から出ることができなかった時代に、塀の外を覗きたくて始まったのだとか。それがいつしか‟女性たちの遊び”として受け継がれていったようです。

④제기차기(チェギチャギ)

日本の蹴鞠（けまり）やサッカーのリフティングを思い出すと分かりやすいです。제기（チェギ）とは小銭を布や紙で包み紐で縛ったもので、片足で제기（チェギ）を落ちないように蹴り続ける遊び。うまく蹴り続けるコツは、足を内側に曲げ、くるぶし辺りで蹴ることです。筆者も遊んでみたことがあるのですが、あまり蹴り上げすぎると失敗しやすいように思いました。さらに体勢も結構きついので見事に筋肉痛になりました！제기（チェギ）は作らなくても市販品があります。興味のある方は探してみてくださいね。

おわりに

伝統遊びは時代劇ドラマのワンシーンやバラエティ番組などにも登場します。ユンノリやチェギチャギで使う道具は、日本でもネットショッピングを通して手に入れることができますので、ぜひ家族や友人と楽しく遊んでみてください☆

ソウルメイト韓国語学校はこうした韓国の伝統文化を知りたい方にもオススメです。韓国人講師が授業を行っているので、文化や生活について知りたいことも気軽に聞いてみてください。テキストだけでは知ることができない、韓国語学校ならではのプラスアルファをご提供いたします。無料体験レッスンや授業見学も行っていますので、まずはお気軽にご連絡くださいね。

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