韓国の学祭は音楽フェスもある

日本では秋が深まる10月、11月が文化祭のシーズンです。一方、お隣韓国では一般的に5月が大学祭のシーズンで、高校は春や秋など学校によってバラつきがあります。韓国語で学祭は축제(チュクチェ)といい、そのスケールの大きさや雰囲気は日本とは少し違う部分もあります。今回は意外と知らない韓国の大学祭の特徴をご紹介します。

韓国の活気ある学祭

キャンパスに一歩入れば、特設ステージや広場などでさまざまな催し物を見ることができます。サークルのバンド演奏やK-POPカバーダンス、伝統楽器の演奏など、バラエティ豊かです。イベント関連で違う点としては、日本の大学祭でよくあるミスコンのような催し物はほぼありません。

そして学祭の楽しみの一つといえば模擬店ですよね。軽食やスイーツ、ネイルショップといったものまであります。そのなかでも韓国ならではといえるのが、居酒屋（주점・チュジョム）です。お酒を飲みながら軽食を食べて、遅くまで楽しむ学生たちで溢れかえります。そんな学祭の様子は、大学を舞台にしたドラマを見て知ることができますよ。学祭シーンがあって、大学生のリアルな生活を知りたいなら「私のIDはカンナム美人」や「2度目の二十歳｣などがおすすめです♪

ちなみに学祭期間中も昼間は通常授業が行われているため、実質は夕方から夜が本番になります。

K-POPアイドルのライブが見られる

韓国の学祭はK-POPアイドルのライブを見られるという大きな特徴があります。話題のアイドルやアーティストがどの大学の学祭に出演するのかは、毎年大きな話題になります。学祭自体は誰でも自由に出入りできますが、ライブステージはチケット制を導入していることが多くなりました。またチケット制でなくても、ステージ前方エリアは在籍学生のみが入れるといった場合もあります。また売れているアイドルだけでなく、デビューしたての新人が出演することも多く、学祭はプロモーションの場にもなっているのです。

こうしたなか近年、チケットがオークションサイトで高騰したり、闇チケット問題にまで発展するといった事例もあります。

学祭が音楽フェスになる

人気のある学祭には毎年多くの人々が集まります。たとえば漢陽大学校（한양대학교）には大物K-POPアイドルが連日登場するとあって注目度が高いです。今年のステージには各学祭に引っ張りだこのPSYはもちろんのこと、大人気のaespa、BTOBらが出演してました。

出演者の豪華さで負けていないのが、延世大学校（연세대학교）です。学祭の目玉イベントであるライブイベント「AKARAKA（아카라카）」は世界中のK-POPファンからも注目を浴びています。2023年度もPSY、aespa、LE SSERAFIM、IVE、そしてZICO、Paul Kimといった歌謡番組さながらのキャスティングで固めてきました。2016年の「AKARAKA」では、当時駆け出し中のTWICEが「CHEER UP」をパフォーマンスをすると、学生たちから“Shy Shy Shy” “Cheer up baby”の大きな掛け声が沸き起こり、今でもレジェンドとして語り継がれているほどです。

ほかにもグラウンドに特設ステージを設営した大規模な野外イベント「IPSELENTI（イプセレンティ）」で有名な高麗大学校（고려대학교）もあります。フェスさながらの模擬店の出店数もさることながら、こちらも豪華ゲストが盛り上がります。2023年度はPSY、Crush、ITZY、ヒョリン、ソンミといったパンチのある面々が揃いました。

おわりに

韓国と日本の学祭は規模やメインとなるものが少し違うことが分かりましたね。学祭シーズンに韓国旅行へ行ったら、大学を覗いてみるのも楽しいですよ。現地の大学生活の雰囲気をちょっぴり味わえるかもしれません☆

ソウルメイト韓国語学校ではネイティブ講師が教えているので、リアルな現地情報や文化、習慣について知りたいことも気軽に質問できます。テキストだけでは知ることができない、韓国語学校ならではのプラスアルファに満足していただけるはず。無料体験レッスンや授業見学も行っていますので、まずはお気軽にご連絡ください。

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