星座の韓国語と冬の韓国で楽しむ天体観測
夜空を見上げれば、世界のどこにいても同じ星が輝いています。日本と韓国で12星座は共通ですが韓国語では独自の呼び方があり、星占いも日常的に楽しまれているんです。今回は、12星座の韓国語と星座文化の特徴、そして冬に行きたい天体観測スポットまでまとめてご紹介します。韓国語学習の息抜きとして、ちょっとロマンチックな“星の韓国語”を知ってみませんか?
星座の韓国語と冬の韓国で楽しむ天体観測
韓国語の「12星座」
韓国語で星座は 별자리(ピョrジャリ)。黄道十二宮は 황도 12궁(ファンド シビグン) と呼ばれます。
韓国語の星座名は日本語と同じく西洋の星座名を翻訳したもので、多くが似ています。動物名の響きがそのまま残っており、覚えやすいのが韓国語の特徴。韓国の若者向けアプリや占いサイトでも頻繁に登場する語彙なので、韓国語学習者には実用性も高い単語です。日本の星座とは対応する誕生日が少し違うのも面白いですよ。
12星座の韓国語
牡羊座 양자리(ヤンジャリ:羊の座)3月21日~4月19日
牡牛座 황소자리(ファンソジャリ:雄牛の座)4月20日~5月20日
双子座 쌍둥이자리(ッサンドゥンイジャリ:双子の座)5月21日~6月21日
蟹座 게자리(ケジャリ:カニの座)6月22日~7月22日
獅子座 사자자리(サジャジャリ:ライオンの座)7月23日~8月22日
乙女座 처녀자리(チョニョジャリ:乙女の座)8月23日~9月23日
天秤座 천칭자리(チョンチンジャリ:天秤の座)9月24日~10月22日
蠍座 전갈자리(チョンガrジャリ:サソリの座)10月23日~11月22日
射手座 사수자리(サスジャリ:射手の座)11月23日~12月24日
山羊座 염소자리(ヨmソジャリ:ヤギの座)12月25日~1月19日
水瓶座 물병자리(ムrビョンジャリ:水瓶の座)1月20日~2月18日
魚座 물고기자리(ムrコギジャリ:魚の座)2月19日~3月20日

星座の韓国語と冬の韓国で楽しむ天体観測
韓国でも星座占いは人気!
韓国でも日本同様に12星座占い(별자리 운세)の存在感があり、若い世代を中心に親しまれています。韓国のポータルサイト「NAVER」では毎朝の星座占いが読むことができ、SNSでは「오늘의 별자리 운세(今日の星座運勢)」が話題になることもしばしば。
おもしろいのは、韓国では「月星座(문별자리 / 달의 자리)」にも注目する人が増えていること。K-POPアイドルのプロフィールでも、太陽星座と月星座の両方を記載するケースが見られ、占星術への関心が日本よりも深い傾向があります。
月星座は誕生日の「月の位置」で決まる星座で、本音。気質、感情の動き、無意識の傾向など“内面の性格”を示すといわれています。韓国の占星術系インフルエンサーやYoutubeチャンネルでは「太陽星座×月星座」の組み合わせで性格分析をするスタイルが人気です。
星座の韓国語と冬の韓国で楽しむ天体観測
12月の韓国で見られる流星群
冬の韓国は空気が澄み、天体観測のベストシーズン。特に「쌍둥이자리 유성우(ッサンドゥンイ ユソンウ:ふたご座流星群」は韓国の天文同好会でも観測イベントが行われるほど人気の流星群です。毎年12月中旬をピークに肉眼でも見ることができます。

星座の韓国語と冬の韓国で楽しむ天体観測
韓国での天体観測におすすめのスポット
江原道・平昌(평창)
冬の韓国で天体観測を楽しむなら、まず足を運びたいのが江原道・平昌(평창)です。標高が高く空気が澄んでいるこの地域は冬になると一層透明度が増し、星々の輝きがまるで手の届く距離に感じられるほど。特に「大関嶺(대관령)」周辺は、夜になると街灯がほとんど届かず、空全体が深い藍色に染まります。静寂の中で見上げる冬の星座は、韓国の山岳地帯ならではの壮大さを感じさせ、地元の写真家たちにも人気のスポットです。

出典:Naver Blog
江原道・襄陽「雪岳山国立公園(설악산 국립공원)」
同じ江原道の襄陽(양양)にある雪岳山国立公園(설악산 국립공원)も、星空観察の名所として知られています。切り立った岩峰と深い渓谷が続く雪岳山は、昼間は登山客でにぎわいますが、夜になると一転、静かで荘厳な自然が広がります。冬の冷たい空気は星の光をよりクリアにし、山影のシルエットと星座が共演する幻想的な光景は、まるで一枚の写真のようです。夜の雪岳山は観光客が少ないため、ゆっくりと星を眺めたい人に向いています。
忠清北道・堤川(제천)
もうひとつのおすすめが、忠清北道・堤川(제천)に広がる清風湖(청풍호)周辺です。堤川は“星の都市”とも呼ばれるほど空の美しさに定評があり、街から少し離れると光害がほとんどありません。深い山々に囲まれた清風湖の湖面は、風のない夜には鏡のように静まり返り、無数の星が水面に反射してゆらゆらとゆれる姿が見られます。湖畔の散策路に立つと頭上と足元の両方に星が広がるような、不思議な感覚に包まれます。
済州島(제주도)
さらに南へと視線を向けると、済州島(제주도)も天体観測に最適な場所です。火山島である済州はソウルより光害が少なく、とりわけ「용눈이오름(ヨンヌニオルム)」や「아부오름(アブオルム)」といった“オルム”と呼ばれる小規模火山丘が人気スポットになっています。オルムの頂上に登ると視界が一気に開け海風が運ぶ澄んだ空気の中、満天の星が頭上を埋め尽くします。都会の喧騒から離れて広がる星空は、韓国という国のもうひとつの表情を見せてくれる特別な体験です。

星座の韓国語と冬の韓国で楽しむ天体観測
韓国旅行で「星空観察」はいかがですか?
韓国語で星座を覚えると、夜空を見上げた時の楽しさがぐっと増えます。冬に韓国を訪れるなら、ぜひ星空観察を旅のプランに加えてみてください。
韓国語を学びながらその国の星空を眺める体験は、旅をより深く、文化をより立体的に感じさせてくれます。
ソウルメイト韓国語学校では、語学だけでなく、韓国文化そのものに興味が湧く学び方をご提案しています。
星と韓国語をきっかけに、あなたの韓国旅がさらに素敵な思い出になりますように。

























