目標は大きく、日々のルーティンはハードルを下げて
三日坊主—。誰しも一度は経験がある、聞けばちょっとほろ苦い気持ちになる、そんな言葉ではないでしょうか。今回は、韓国語学習を続けていくコツについて考えてみたいと思います。
始める時は希望に燃えている!
何かを始める時は、きっかけがあり、目標が達成された時の情景を思い浮かべながら、希望に燃えて始めるのではないでしょうか。
韓国には“시작이 반이다(シジャギ バニダ)”ということわざがあります。直訳すると“始まりが半分だ”となり、“物事は始めさえすれば、半分は成就したのも同じだ”という意味です。いいことわざですね!韓国のことわざの中でも、とても好きなものです。始める、一歩踏み出す、ということは、それ自体が大きな体験ですし、すでに変わり始めていることだからです。
続けるのは、つらい!
しかし、いざ始めてみると、仕事や家事、体調不良や家族の用事、そして楽しい誘惑などが降りかかってきます。やる気は本物のはずなのに、計画どおりに進められない。特に大人になってからの勉強は、学生のように本分ではないですし、まして韓国語の学習は、自分の意志で始めた、強制力のない学習の場合がほとんどだと思います。そうした状況の中で、どうしたら韓国語学習を続けられるのでしょうか?
続いた理由―私の場合
私は韓国語の勉強を44歳で始めてから、2021年の3月で丸10年が経ち、11年目に突入しました。続いた理由を考えてみると、ざっと以下の4つになるでしょうか。
①韓国語の響きが大好き
②韓国ドラマ・映画が大好き
③学習仲間がいた
④目標があった
特別なものはないと思うのですが、あえて言うなら、①~③は意識しなくても状況として存在するけれど、④は少し意識をする必要がある点が違うかもしれません。
目標を立ててみよう!
目標は持たないよりは持ったほうがいいように思います。もちろん、純粋に楽しむ場合は別ですが、韓国語の学習を通して何かをやってみたいと考えるなら、目標を立てることは有効だと思います。
そこで目標の立て方ですが、ひとつの案として、以下の3つくらいの段階に分けて考えてみるのはいかがでしょうか?
①大きい目標→何年かかるか分からないけれど、実現したいこと。
②中くらいの目標→①の実現のために、何が必要か考えてみる。それによって、何に重点を置いて勉強を進めたらいいのかが、見えてくる。
③小さい目標→②を達成するため、具体的に1か月でどのくらい、何を勉強するか、1週間では、1日では…と逆算していき、毎日やることを決めていく。
この時、1日にやる分量を増やし過ぎないこと、そして、バリエーションをいくつか考えておくことが大事です。そして慣れてきたら、少しずつボリュームを増やしていくのもいいと思います。
時間単位で考えてみよう!
1日24時間は毎日変わらずありますが、勉強に充てられる時間は、状況により日々変わってきます。ですので、時間単位で考えるといっても “1日3時間勉強する”という立て方では、できなかった時に自分を責めてしまいます。そうなってしまったら楽しいはずの韓国語の勉強も、プレッシャーになってしまうかもしれません。
私が提案する “時間単位の勉強スケジュール”とは、5分でできること、15分でできること、30分でできること…というように考えるということです。5分という時間をタイマーで計って、試しに何かをやってみてください。例えば単語10個を暗記するとして、意外にも、何周も回すことができます。翌日にはすっかり忘れてもいいので、5分あったら単語10個を見る時間にする。1日の内で5分なら確保できそうですよね?15分あったら音読、30分あったら文法、などと、やる教材と項目・内容を決めておくのです。細切れの時間をうまく学習内容とリンクさせます。
韓国語に触れたら、全部が勉強!
具合の悪い日や、どうしても気分が乗らない日もありますよね。そういう時のために、韓国ドラマや音楽を視聴することを勉強として登録してしまいます。そうすれば、何日か韓国ドラマだけ見ていても、“遊んでいる”という罪悪感なしにいられますので、また5分間単語をやってみようか、という気持ちに戻りやすいでしょう。実際、韓国語の学習を休んだことにはなりません。わざわざ外国語のドラマや歌を視聴することは、立派に学習と考えていいと思っています。
さらに、ドラマさえ見るのが大変な日は、辞書を開いて5秒で閉じても、それも学習と登録するのです。これは私が実際にやってきたことです。初めて韓国語のドラマを観て感激した日から今日までの十数年の月日で、1日も韓国語に触れなかった日はないとういう事実が、妙な自信になっています。
とにかく楽しく!
モチベーションの維持のため、目標は大きく。でも楽しく続けるためには、日々のハードルを低くして、細切れ時間を使っていく。これが、韓国語学習を続けていくコツではないかと感じています。
続けてこそ!
こんなふうに偉そうに言っている私ですが(すみません!)、たくさん悩んできましたし、今も考え続けています。私が現在つけている学習記録表も、一見、何の変哲もないものですが(写真)ここに到達するまでに、様々な試行錯誤がありました。
続けさえすれば、いつかどこかで突破口が見えてきますので、ぜひ、楽しく韓国語とつき合っていきましょう!
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