大人がハマるポケモンパン☆ブームを作るのはキダルト族⁉
「ピカチュウ」でおなじみのポケットモンスター。通称ポケモンは、韓国でも人気のアニメ・ゲームです。韓国語表記は포켓몬스터(ポケモンスト)で、1997年にアニメ放送が開始されてから現在に至るまで、人気は衰えることがありません。
2022年に韓国でポケモンパンが再販されると爆発的なヒットを飛ばして店頭から消えるなど、大きな話題となりました。今回はポケモンパンブームで注目を浴びている造語「キダルト族」についてご紹介します。
キダルト族とは?
ポケモンパン(보켓몬빵)は1998年に初めて販売され、月間500万個の売上を記録するほど当時から人気がありました。その後リニューアルを繰り返しながらも、今回は16年ぶりの再販となったのです。ポケモンパンブームを巻き起こした世代は、ちょうど子供時代にアニメやゲームに夢中になっていた20・30代といわれています。そんななか注目されたのが「キダルト族」という造語です。
キダルトとはKid=子供と、Adult=大人を組み合わせたもので、韓国語表記では키덜트족(キドルトゥジョク)といいます。子どものような感性を持ち続け、幼少期に親しんだ趣味を大人になってからも楽しむ人たちのことです。어른(オルン/大人)と어린이(オリニ/子供)からなる、어른이(オルニ)という造語もあります。日本でも大人になって金銭的余裕ができ、子供の頃に夢中になった物を買う「大人買い」という言葉がありますよね。
ポケモンパンブームの理由
韓国のポケモンパンは同封されているおまけシールが159種類もあります。シールを集めたり交換したり、ファイルにコレクションする楽しさもあります。小さい頃は親におねだりして買ってもらった物が、大人になって好きな時に好きなだけ買えるのですから、子供時代からすれば夢のような話です。再販されたおまけシールは、初期のポケモンキャラクターをメインとしたラインナップとあって、さらにキダルト族たちのハートに火を付けたのかもしれません。
そしてここまでブームが拡大した理由として、SNSの存在が大きく関わっているといえるでしょう。どこのお店で何時に何個販売する!とか、おまけシールのコレクション写真をアップしたりとか。こうしたSNSの波及効果が大きな後押しになったようです。またポケモンパンがリアルタイムではなかったZ世代も、SNSで人気を知って購入するという現象もあり、まさに時代の流れを感じる出来事です。
サンリオキャラクターも人気
ポケモンパンブームの一方で、キダルト族やオリニの影響といわれる別のブームも注目を浴びています。ハローキティやシナモンロールでおなじみのサンリオキャラクターです。
BLACKPINKのジスやLE SSERAFIMの宮脇咲良、ウンチェなど、K‐POPアイドルたちが私物やネイルアートに取り入れるなど人気上昇中なのです。2022年、韓国ロッテマートにサンリオマーケットがオープンしました。文具やポーチ、エコバッグなどキャラクター商品の販売をスタートし、完売商品も出るほど大好評。あまりの盛況ぶりに今後もサンリオマーケットを展開する店舗を増やすと発表されてい
ます。こちらのブームもやはりキダルト族による影響と分析されていました。
おわりに
ポケモンパンブームはBTSのRM(キム・ナムジュン)やTWICEのナヨンなど多くのアイドルたちがSNSにアップしたことで、世界中からも注目を集めています。ポケモンパンブームは現在も続いていて、最近ではケロロ軍曹の「ケロロパン」や「デジモンパン」も人気です。韓国を訪れた際にはぜひ探してみてくださいね☆
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