コンビニでレジ袋はもらえない!エコバッグは必須☆
レジ袋削減のため、買い物のときのエコバッグ(マイバッグ)持参は常識になりました。日本では2020年からレジ袋有料化が始まりましたが、韓国ではレジ袋を買うこともできません。2019年からの大型マートやショッピングモールのレジ袋配布禁止をはじめとして「脱プラ」化が段階的に行われています。さらに2022年11月24日からは、コンビニでのレジ袋廃止なども始まりました。
「脱プラ」に取り組む必要性
韓国は「脱プラ」推進に力を入れています。「脱プラ」とは‟プラスチック製品をできるだけ作らない・使わない” ‟作る場合はリサイクルすることを前提に作る”ことで、韓国政府も世界と足並みをそろえて次々と政策を打ち出しています。2025年までには廃プラスチック排出量の2021年度比20%削減を目指すことも発表されました。
こうした取り組みが必要な理由の一つが「海洋プラスチックごみの問題」です。私たちが生活から出すプラスチックごみは最終的に河川から海へ流れ着き、海洋汚染につながることが問題となっているのです。
また海洋生物への被害だけでなく、粒子となったマイクロプラスチックごみを食べてしまった魚を、食事で人間が食べることによる健康への影響も問題視されています。プラスチックに含有されている有害物質は、環境や生態系に大きな打撃を与えてしまうのです。海洋汚染以外にも、土壌汚染や大気汚染の原因にもなるプラスチック。「脱プラ」は持続可能な開発目標であるSDGsにも深い関連性があり、世界が一緒になって取り組むべき課題です。
コンビニもレジ袋販売禁止に
2022年11月24日からはコンビニや総合小売業者、ベーカリーでのレジ袋販売が禁止になりました。同時に飲食店では紙コップやプラスチック製ストロー・マドラーなどの提供が禁止に。もともと韓国では使い捨て食器などの規制を行っていて、カフェで飲み物を飲むときはプラスチック製容器ではなくマグカップを使用するのが原則です。さらにデパートなどが雨の日に店舗入口に出している、傘用ポリ袋も廃止となりました。
大型スーパーでまとめ買いをする方も多く、エコバッグではなく段ボールに詰めることもあります。地域指定のごみ袋を購入して商品を入れるという方法もあります。ほかにもエコバッグを購入して30日以内に返却すればキャッシュバックされるいう”レンタルエコバッグ”というサービスもありますよ。
MZ世代がはじめた‟ヨンギネチャレンジ”
最近、韓国ではMZ世代を中心とした若者たちが「용기내 챌린지(ヨンギネチャレンジ)」が注目を浴びています。「용기내 챌린지」とハッシュタグをつけて、日常的に排出されるゴミを削減する取り組みを発信するSNS運動です。용기내(ヨンギネ)には「容器の中」「勇気を出す」という2つの意味があり、お店で食べ物をテイクアウトするときはビニールやプラスチックに入れるのではなく、タッパーなどの容器を持参して持ち帰ろう!という取り組みなのです。
この取り組みは大きな反響を呼び、賛同する店舗や企業も増えてきました。「テイクアウト希望の方はタッパー持参で」といった提示をカフェが出したり、大型スーパーでは容器持参で増量キャンペーンなどを開催するなど広がりをみせています。
おわりに
韓国旅行へ行くときは、エコバッグ持参が日本以上に必須です。マートやコンビニでたくさん買い物をして持ち帰る手段がない!なんてことにならないよう、スーツケースに入れるのを忘れないでくださいね☆
今回ご紹介したコンビニのレジ袋廃止などは、実際に住んでみないと分からない韓国生活の変化です。ソウルメイト韓国語学校では韓国人の講師が授業を行っていますので、リアルな韓国情報を聞くこともできます。独学では知ることができない、韓国語学校ならではのプラスアルファを体験してみてください。無料体験レッスンや授業見学も行っていますので、まずはお気軽にご連絡くださいね♪
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