韓国のことわざ「속담」を学ぼう
ことわざとは、昔から言い伝えられてきた風刺や教訓・知識などを内容とする短い言葉のことをいい、韓国語では「속담（ソクタム）」といいます。日本でことわざが身近なものであるように、韓国でも日常会話やドラマのセリフの中で良く使われています。今回は韓国のことわざをいくつかご紹介します。是非、覚えて会話の中に取り入れてみてくださいね。
1．단맛 쓴맛 다 보았다
直訳すると、「甘い味も苦い味も味わいつくした」という意味。世の中の楽しいことも辛いことも、全部経験したことを表したことわざです。日本語のことわざでは「酸いも甘いも噛み分ける」にあたります。
2．가는 토끼 잡으려다 잡은 토끼 놓친다
直訳すると「行くうさぎを捕まえようとして、捕まえたうさぎを逃す」となり、日本の「二兎を追う者は一兎をも得ず」と同じ意味のことわざです。欲を出して二つのことを同時にうまくやろうとすると、結局はどちらも失敗することのたとえです。
「산토끼를 잡으려다가 집토끼를 놓친다」（山兎を捕まえようとして、家のうさぎを逃す）や、「산돼지를 잡으려다가 집돼지를 잃는다」（猪を捕まえようとして、家の豚を失う）なども同じ意味のことわざです。
3．식은 죽 먹기
直訳すると「冷めたお粥を食べる」となり、非常に容易いことをたとえていることわざで、日本語でいう「朝飯前」のこと。同じ意味のことわざで「누워서 떡 먹기」直訳して「寝転んで餅を食べる」があるので、併せて覚えてくださいね。
4．가는 말이 고와야 오는 말이 곱다
直訳すると「行く言葉が美しくてこそ、返ってくる言葉が美しい」となります。「相手に丁寧な言葉や対応をすると、相手も同じように返してくれる」という意味です。逆に「悪口ばかりだと相手からも同じように悪口が返ってくる」という意味でもあります。日本のことわざの「売り言葉に買い言葉」と同じと覚えるといいでしょう。
5．세 살 적 버릇이 여든까지 간다
直訳すると、「3歳の時の癖が80まで行く」という意味。幼い時に染み付いた癖は、死ぬまで直すことが難しいという意味で、「幼い時から悪い癖がつかないようにしないといけない」と言うことをたとえた言葉。日本のことわざだと「三つ子の魂百まで」と同じと覚えると良いでしょう。
6．업은 아이 삼 년 찾는다
直訳すると「おんぶした子、3年間探す」という意味。近くにあると気づかずに、あちこち探し回ることをたとえています。日本のことわざだと「灯台下暗し」と同じと覚えると良いでしょう。
7．그림의 떡
直訳すると「絵の中のお餅」という意味になります。とても美味しそうなお餅の絵を見て「食べたいな・・・」と思っても食べることができないことから、どんなに気に入っていても手に入れることができないことをたとえていることわざです。日本のことわざだと「高嶺の花」に近いといえるでしょう。
8．천 리 길도 한 걸음부터
日本語でも「千里の道も一歩から」と言いますよね。とても有名なことわざで「どんなに大きな事業でも、まず手近なところから着実に努力を重ねていけば成功する」という意味です。「韓国語をペラペラに話せるようになりたい！」「ドラマを字幕無しで理解できるようになりたい！」という目標がある人も、「천 리 길도 한 걸음부터」
！小さな努力を惜しまずにコツコツ積み重ねて、少しずつでも目標に向かって進んでいけば、きっと達成できます。がんばりましょうね！
今回は韓国のことわざ「속담」について、ご紹介しました。日本のことわざと似ていることわざがあったり、ことわざから文化が見えてきたりして面白いですね。さっそく韓国人のお友達との会話の中で取り入れてみましょう！興味がある人は他のことわざも調べてみてくださいね！
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한국의 'ことわざ', '속담'을 배워보자
‘ことわざ’란 예부터 말로 전해져 온 풍자나 교훈, 지식 등의 내용이 담긴 짧은 말을 말하며 한국어로는 ‘속담’이라고 합니다. 일본에서 속담이 친숙한 것처럼 한국에서도 일상 대화나 드라마 대사 속에 자주 사용됩니다. 이번에는 한국의 속담을 몇 가지 소개해 드리겠습니다. 외워서 대화 중에 꼭 한번 써 보시기 바랍니다.
